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2022.02.24
GLP-1受容体作動薬の内服薬(リベルサス)
内科コラム
どうも👋院長の高澤です😊
日々、糖尿病の治療が進化していく中で
とっても効果がある薬が出てきました✨
それがGLP-1受容体作動薬です。
GLP-1とは、食事によって血糖値が上がると小腸から分泌される成分です。
1 膵臓に働いて、インスリンを出しやすくする
2 グルカゴン(血糖を上げるホルモン)を出しにくくする
3 脳や消化可汗に働いて食欲を抑制市、体重現象にも働く
などの働きがあります。
(画像はお借りしました)
GLP-1は、分泌されるとDPP-4という酵素によりに分解されますが、血中濃度を維持できるように作られたのが、GLP-1受容体作動薬です。
今まで1日1回や週1回の注射しかありませんでしたが、
待ちに待った内服が登場しました。
それがセマグルチド(商品名リベルサス)です。
当院でもリベルサスをたくさんの患者さんに処方させていただいておりますが、メリットとして低血糖を起こしにくく糖尿病のコントロールが良くなる事が多い点が挙げられます👀
空腹感を感じにくく、体重が減ることも大きなメリットですが、
それ以上に今までたくさんの糖尿病薬の服用していた患者さんがリベルサスの内服のみでも良好なコントロールになった患者さんもいます。
全ての糖尿病患者さんに同じ効果が出るわけではありませんが、
比較的効果がしっかり出ている印象です。
効果が出やすい方は、以下のような患者さんです。
1 インスリン分泌機能が保たれている
(これが重要です。インスリン分泌機能の評価要)
2 DPP4阻害薬では、効果が不十分
3 体重減少も期待したい
逆に
リベルサスの使用が難しい患者さんは
1 インスリン分泌能の低い病態
2 食欲抑制が過度に出てしまう方
3 吐き気の副作用が遷延してしまう方 など です。
とてもいい薬剤ですが、基本となる食事運動療法を怠ると
残念ながらリベルサスの効果が十分発揮できません💦
私も朝6時から1時間ほどジムで有酸素運動をしています。
体調により休む時もありますが、
できる範囲で続けられたらと思います🏃♂️
リベルサスを試してみたい、また薬に対する質問などがありましたら
お気軽にお声がけください🥼