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2022.04.11
コロナのこれから
心臓病コラム
こんにちは、
水曜外来担当の堤です🏥
先日は孫の入学式がありました🌸
制服を着た姿を見ると、ついこの間生まれたと思ったのに
いつの間にか大きくなったもんだと感慨深くなりますね。
さて
ロシア(と口に出すのも憚られますが・・・)のウクライナ侵略や、
収まりきらないコロナ第6波は未だ大きく影を落とし、世情を暗くしているところです🪖
何か明るい話題は?と色々探しましたが、
今年も大谷選手の活躍に期待せざる得ないのか・・と少し空しくなってきました。
ただ、昨年通り、体もしっかり造ってきているようですし、それなりにやってくれそうなのはうれしい限りです⚾️
ただ、ここは大谷ネタで終始するわけにもいかず、
これはクリニックのブログなので今までお話ししてきたコロナ関係の見通しについて私見を述べたいと思います。
さて、ワクチン接種が進み、以下の条件が出来上がります。
1)追加のワクチン接種 ブースター接種はオミクロンであっても重症化予防が90%ある。
これが国民の多くは接種が6月末には終わる。
国民全体が免疫をもてる。
2)プロテアーゼ阻害薬 これは内服薬だが新型コロナに対して極めて有効。
リスクがある人の8~9割が重症化を防ぐことができる。
感染した高齢者がこれによって重症化しない。
3)感染力の低下 オミクロン株は重症化率が減っている。
オミクロンの次にさらに感染力の強い変異株がでてきているが、今までの凡例からして、重症化率がもっと下がる。
さらに今夏もまだマスクが強要されれば、
以下の問題が発生する可能性があります。
1)熱中症
夏は熱がこもってしまって、重症化とか死亡する人がかなり増えてくる。新型コロナで重症化するよりも、熱中症で重症化するリスクが高まる
2)手足口病、ヘルパンギーナ、サイトメガロウイルスといった感染症にかかっていない子供が増加。
子供の時に感染すべき病原体に感染していない。
これはゆゆしき問題です。
と言いますのは、サイトメガロウイルスは子供の時に感染すれば鼻風邪ですみますが、女性が妊娠中に感染すると、おなかの赤ちゃんにダメージを与えることが多いのです👶
子供の時に感染していればいいのですが、感染できない状況が怖い💦
最近は清潔な生活をしているので、自己防衛のための免疫が出来ずに大人になってしまうことが予想されます。
コロナが終息することは現在考えにくいですが、一方で他の感染症との駆け引きも必要な時代になってきました。
以上、
感染症専門医師の意見を参考に、コロナへの対応を考えなくてはならないと愚考している日々です。
当院では、福井県の無料抗原検査を実施しています。
ご希望の方はお電話にてお問い合わせください☎️
最後までおつき合いありがとうございました。