福井県福井市の内科「たかさわ内科クリニック」

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2025.06.28

私のトピック

スタッフ日記

ちょっと前から言われていることですが、

日本の気候が亜熱帯化していると言うことで、近頃の酷暑はちょっと違うんじゃないの?と思いつつ、やっぱりそうかと変に納得している今日この頃です。

皆さんお元気でしょうか?水曜日担当の堤です。

 

先日の外来でもこの頃調子が悪いんですと言われる患者さんが多いようにお見受けします。

採血してもなかなかデータには表れず、こちらも対応に苦慮する場合があり、申し訳ないですが気候のせいにしてしまうことが多々あります。

こういった状態を医学的に説明する用語は無いようなのですが、

梅雨に入ったこの時期に注意を喚起するために梅雨型熱中症なる用語が一般的になりつつあります。

 

 

これは湿度との関係で気温がさほど高くなくても熱中症の症状が出やすい状態をいいます。

確かに人は発汗し体温調節をする生き物ですから、湿度が高くなると発汗機能が落ちてしまい、汗とともに出る熱エネルギーが体内に残って、体温調節が困難になることは容易に想像出来ます。

今は湿度が高い上に、外気温度も異常に高くなって来ている時期なので少しおかしいなと感じられたら、とりあえず扇風機にあたり発汗を促すか、冷房にあたり体温を冷やすことに心がけて下さい。

もちろん水分補給も必要ですが、こんな事はここ数年の異常気象を経験してしまうと、皆さん十分心がけておられることでしょう。

 

ただ、7月はもっと患者さんが増えそうですのでご注意下さい。

 

 

 

 

さて、最近の私的トピックを密かにお伝えします。

実は、最近のLPレコードの再燃とともにレコードプレーヤーの再販が盛んになってきている事実をご存じでしょうか?

音楽用コンパクトディスク(CD)及びそのプレーヤーが世界に先駆けて我が国で発売されたのは、1982年10月とのことですが、それまでの音楽文化をアナログからデジタルの時代へ大きく変えたといわれております。

それまで学生時代にレコードやカセットテープと格闘しておりました経験上、まあなんと便利で高音質な物が手軽に手に入るようになったものかと沢山あったレコード類をほとんど手放した苦い経験があります。

 

その後約30年以上にわたりCDやDVDをはじめとしたデジタル製品と付き合って来ましたが、その間も綿々とアナログの世界に浸っていた人たちもおられたようで、こう言う趣味の世界は利便性だけでかたづけることは出来ない事の象徴のような出来事だと思います。

 

平成以降の生まれの方は、はじめにCDありきで育ち、ネット社会を謳歌し音楽も高音質のストリーミングで聞くことが多いでしょう。こういった若い人たちの間でも、LPレコードの奏でる音に特別の感慨を持ち、扱い方もわからずにプレーヤーを買ってしまった等という話を時に聞きます。

 

ただ、レコードはA,B両面があり片面の再生時間はCDの約半分です。

B面はプレーヤーを一旦止めてひっくり返す手間が必要です。

中には針を上下させる手技を要求する機種もあり、誠に手間のかかる手段です。

ワンクリックですべてがかなう現代においては、時代に合わない事は否めないでしょう。

 

 

しかし、人間の心理とは不思議なもので、こう言う手間をあえて好み、その先に存在するアナログの世界に浸りたいとの欲求を持つ人々が少なからずいるのも事実なのです。

私は一度アナログを放棄した戦犯ですが、こういった社会の盛り上がりにつられ、もう一度アナログを聴いてみたくなりました。

年をとり若い頃の喧噪から離れつつある現在、LPレコードの持つ所謂「もっと人を感じさせる音」を取り戻す余裕が出てきたのかもわかりません。

決してデジタルの音が悪いわけではありません。

これにはこれの素晴らしいところがあり、今後も飛躍的に技術的発展は続くでしょう。

ただ尻すぼみだったレコードが息を吹き返し、再度オーディオの世界に参入してきたことで、さらに選択肢が広がり楽しみが増えたように思います。

ただ最近のLPレコードは製造がやや複雑なためかずいぶん高価になったように思います。本当に市民権を売るためにはもう少し安価になることが必要でしょう。

とりあえずは手に入る範囲でアナログの世界を楽しみたいと思います。

以上が、最近の私のトピックです。

賛同される方が少しでもおられると嬉しいです。

 

それでは、現在の世界情勢を鑑み、ジョンレノンの「イマジン」をレコードで聞きながら筆を置きたいと思います。

 

▶︎画像はお借りしました

 

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