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2025.12.03
あなたと家族を守るために
スタッフ日記
心臓病コラム
こんにちは、水曜日担当の堤です。
もう師走となりました。
美しいグラデーションを保った紅葉の時期も過ぎようとしておりますが、
今年は各地で熊の被害が多く報告されており、餌が無い熊も少し気の毒ですが、東北や奥越地方をはじめとする人身被害は少し限度を超しているようです。
私もそうですが、早く駆除してと思われる方も多いと思います。
ただ、熊が必ずしも駆除されない理由は、法律による保護、生態系への影響、絶滅の懸念、そして人間との共生を模索する考え方があるためだそうです。
専門家はいろいろな対策を考えておられますが、早急な行政の対応が望まれますね。
また今後このような時期が無事過ぎ去ることを切に願っております。

インフルエンザが流行する季節です。
当院にも沢山の患者様が受診されておられますが、「検査は陰性だったから・・・」と安堵される方も多くおられます。
そう思いたくなる気持ちはよくわかりますが、全く安全なわけでは無く実際は検査の限界で、インフルエンザなのに陰性と出ることがあります。
この場合、ほかにも高熱を起こす感染症にかかっているかもしれません。
これらの一部は、放っておくと重症化して入院治療が必要になります。
特に以下のような症状の方は再診をお願いします。
・38~39℃以上の発熱が3~5日以上続く
・解熱剤で一時的に下がっても、すぐに高熱がぶり返す
・強い咳、息切れ、胸の痛みが出てきた
・水分が十分に摂れない、
・食事がほとんど摂れない など
再診で血液検査と、必要な場合は胸部レントゲンを撮らせて頂きます。
肺炎(マイコプラズマ肺炎、肺炎球菌性肺炎、クラミジア肺炎など)を疑った場合は呼吸器科のある総合病院への紹介となります🏥
初診の患者様には「今日のその瞬間の状態」しかわからない場合が多く、診断率は低下します。
再度診察させて頂くことで診断の向上が得られますので、辛いところ面倒ですが来院をお願いします。
インフルエンザや、まだ勢いのあるコロナにかからないようにするためには、流行前のワクチン接種、外出後の手洗いとうがい、適度な湿度を保つ、人混みを避ける、十分な休養とバランスの取れた食事をとることなど予防が重要です。
これらの対策に加え、こまめな換気やマスクの着用も効果ありです。
特に手洗いとうがいは励行されることをお勧めします。

これから本格的な冬期に入ります。
当院の専門である循環器疾患の患者様には特に辛い時期でもあります。
特に高齢になればなるほど免疫機能は低下しますので、ご家族も含めた予防を心がけて下さい。
教科書的なことをだらだらと述べましたが、今冬を是非健康で乗り切られますように、頭の片隅に置いて頂けると幸甚です。
たかさわ内科クリニックは、内科、糖尿病内科、循環器内科、予防医療を標榜に掲げております✨
お身体の気掛かりがございましたら、お気軽にお問い合わせください。