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2021.04.13
コロナのワクチンと免疫②
心臓病コラム
さて、お待たせいたしました🩺
前回の続きの、ワクチンについてお話しいたしますね💉
免疫のしくみを利用したのが「ワクチン」です。
ワクチンは従来大きく3種類に分類されてきました。
まずは、弱毒化された細菌から作る生ワクチン、殺菌されたものを原料とする不活化ワクチン、3つめは病原体となる細菌が作る毒素だけで作られるトキソイドといわれるものです。
一方、現在本邦で承認されている新型コロナワクチンは、
ウィルスの遺伝子情報を司るメッセンジャーRNAと言われる核酸で作られたものであり、今までのどれにも当てはまりません。
ただ欧米諸国の経験からすると、
短期の成績ではありますが極めて良好な結果が得られております。
ワクチンを接種することにより、
あらかじめウイルスに対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくくすると言う目的は達成されていると考えて差し支えないと思います。
まれに熱や発しん、アナフィラキシーなどの副反応がみられますが、
実際に感染症にかかるよりも症状が軽いことや、
まわりの人にうつすことがない、という利点がありますので、
特殊な状況の方(極めて強いアレルギー体質の方、癌の免疫抑制治療を受けておられる方など)を除き、お受けになることをお勧めします。
ただ、果たしてこの免疫がいつまで持つのか、
子供に接種は可能かなど、皆さんもお聞きになりたいことが山ほどあろうかと思いますが、長期の臨床試験を経ずに治療が始まったこともあり、現在お答えできる医師は世の中にはいないのです💦
以上、簡単にこの度のワクチンに付き説明いたしました。
皆様の今後の判断の一助になれば幸いです。
厚労省の方針では、かかりつけ医のところでのワクチン接種を推奨しており、当医院でも早く皆様のご要望にお応えできるよう職員一同努力して参りますので、宜しくお願いいたします。
※完全予約制となっております。
(詳しくは受付スタッフ、もしくはお知らせをご覧ください)
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