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2020.04.17
新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 受診の目安
内科コラム
院長の高澤です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、
社会全体で様々な活動の自粛を促す動きが加速していますね。
「いつかは終わる」とわかっていても、日々深刻化する感染状況や
常にある緊張感、出口の見えない生活に疲れている方も多いかと思います。
今日はコロナウイルス感染症について、経過と受診の目安をお伝えできればと思います。
■臨床経過と受診の目安■
新型コロナウイルスに感染した人の多くは、無症状のまま経過して、
約5日(1~12.5日)の潜伏期間の後、発熱・咳などの呼吸器症状が認められるようになります。
普通、かぜやインフルエンザは3~4日までが症状のピークで、その後改善傾向がみられますが、COVID-19では症状が長引くのが特徴です。
そのため、4日を過ぎても発熱が続く場合(特に1週間以上続く場合)や、息が苦しい、呼吸器症状が悪化するなどの症状を認めた場合は、肺炎の合併が疑われます。
(国立国際医療研究センター 忽那賢志先生作引用)
ここで大切なのは、すぐに受診するのではなく、電話相談窓口に連絡していただきたいということです。
COVID-19の疑いのある患者さんの一般医療機関への受診をなるべく減らす必要があるからです。
ハイリスクの患者さんを確実に治療につなげ重症者を減らすことが重要です。
そこで、軽度なかぜ症状のある人には自宅安静をお願いし、不要な外出を防がないといけないのです。
厚労省の「相談・受診の目安」を参考に、電話では以下の質問を行い、当てはまる場合は相談機関へまずは電話相談してください。
福井市保健所 TEL:0776-33-5184
丹南健康福祉センター TEL:0778-51-0034
坂井市健康福祉センター TEL:0776-73-0600
新型コロナウイルス感染症は、約8割の方は軽い症状で治りますが、
主に高齢者・基礎疾患のある人の重症例が報告されています。
多くの人が軽症ということに安心することなく、重症や死亡者を減らすためには、地域での感染者数を増やさないことが大切です。
子どもを思いっきり遊ばせてあげられる日が
一日でも早く戻って来るように、わたしも切に願っています。
こんな時だからこそ、志村けんを見て笑って免疫力を上げ、
みんなで一緒に乗り越えていきましょう!
だいじょうぶだぁ~~