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2023.02.09
知恩院除夜の鐘
スタッフ日記
水曜日担当の堤です。
当院に来院してくださった患者様、旧年中はいろいろと有り難うございました😃
もう2月も半ばになり、これ以上雪が降らないといいなと願います。
さて、昨年は、個人的にはちょっと体調を崩し、やや困難な年と言わざる得ませんでしたが、まつわる煩悩を払うためにも、大晦日京都知恩院の除夜の鐘を聞きに行くという初めての計画をたてました🚘
本来なら毎年約3万人が訪れるという大人気の行事ですが、ここ3年余りコロナ禍で人数制限を強いられ拝観困難な状況でした。
昨年はネット予約という方法で、約1000人の拝観が許されたわけですが、このたび運良く当選いたしましたので、今回はその報告です。
大晦日の夜、京都では市内のあちらこちらから鐘の音が聞こえてきますが、
なかでもひときわ低く重厚な音を響かせるのが、浄土宗の総本山・知恩院の鐘だと言われます。
直径約2.8メートル、重さ約70トンを誇り、日本三大梵鐘の一つとされているそうです。
私に許されたのは午後11時から11時30分過ぎまでのやや短い時間帯でしたが、
それでも鐘楼と巨大な鐘、さらには20数名の僧侶が織りなすダイナミックな光景は、まさに圧巻の一言でした。
「えーい、ひとーつ」「そーれ」の掛け声と共に、
全員が息を合わせ1分間に1打のペースで鐘を撞く。
親綱を持つ1名の撞き手が鐘に背を向け、全体重が300Kg ある撞木(しゅもく)にかかるように、仰向けの状態で鐘にぶつかっていく様子は、除夜の冷気と共鳴し、拝観者の心を震わせるものでした。
さらに、撞木には16本の子綱が繋がれ、16名の僧侶が鐘楼の外から綱を引きます。
一打一打に激しく体力を消耗するため、親綱の僧侶は3打ごとに交代する決まりだそうで、私が拝観していた間にも10人ちかくの僧侶が交代しておりました。
この時の様子がYouTube配信されておりますので、興味のある方はご覧下さい😃
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https://www.youtube.com/watch?v=iljXj5y2hg8
拝観も最後に近づき、心地よい興奮の後、、先導していただいた僧侶(お名前は忘れました)から、以下のようなお話がありました。
「昔は、除夜の鐘を撞く行事はありませんでしたが、現在は、鐘の音を聴く人々の“懺悔滅罪”(ざんげめつざい)と、きたる年の平安の願いを込めて鐘を撞いています。己の煩悩を自覚し、愚者であることに気づき、お念仏を称(とな)えるきっかけにしていただければ」
その願いを受け止めるべく、私のような凡人は、日々の生活で山積された煩悩から一時的にでも解放された気分になれましたことは大きな収穫であったように思います。
宿への帰路途中、底冷えの街の空気を揺らす重低音の響きとともに、古都の一年が厳かに締めくくられていきました。
最後までお読みいただきありがとうございます✨
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