エコー検査 ECHO EXAMINATION
超音波検査(エコー)とは?
被ばくの心配や痛みもなく検査ができます。
エコー検査とは人間の耳では聴くことができない、高い周波数の音を身体に当て、心臓の動きや働き、各臓器の腫瘍などの病気がないかをみる検査です。
音を利用しているので痛みもほとんどなく、CT検査のように放射線の被ばくを心配する必要もありません。経過観察にも適しており、繰り返し検査を行っても安全です。
当クリニックでは心臓、頸動脈の他、腹部、下肢動脈など幅広く検査を行うことができます。検査部位にゼリーを付けながら検査を進めていきます。検査時間は、部位や症例にもよりますが15~20分程度です。
エコー検査は、総合病院での勤務経験がある、女性の臨床検査技師が行っています。
エコー中の会話もお楽しみください♪
エコー検査後、さらに精査が必要となった場合は、CTやMRIなどの検査ができる医療機関への紹介もさせていただいております。
当院のエコー検査
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01.心臓エコー
心房や心室の大きさ、心筋壁の厚さや動きなどから、心肥大、心拡大、心臓のポンプ機能、心筋梗塞などを診断することができます。
弁の形や動きから、心臓弁膜症とその程度を判定します。カラードップラー法では心臓の中の血流がわかるため、弁膜症によってどの程度逆流が起こっているか、狭窄はどの程度なのかがわかります。胸痛や不整脈、体のむくみ、息切れ、心雑音の精査時に検査します。 -
02.腹部エコー
お腹の臓器(肝臓、胆のう、すい臓、脾臓、腎臓)、骨盤腔の臓器(膀胱、子宮、卵巣、前立腺、睾丸)の他、消化管や腹部大動脈などの血管も観察することができます。各臓器の大きさや形、ポリープや結石、嚢胞、良性の腫瘍や悪性の腫瘍などの異常がないかを調べることが出来ます。健康診断の精査の他、右季肋部痛、下腹部痛、お腹が張る、痛くなる、血尿、血便、顔が黄色くなる黄疸などの精査時に検査します。
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03.頸動脈エコー
脳の血管の根元である「頸動脈」の動脈硬化やプラーク(余分な「油」の塊が血管の内側についていること)の有無を調べ、将来の脳卒中を防ぎます。
頸動脈は、全身の動脈硬化を最も反映する血管と言われていて、動脈硬化をごく初期段階でとらえることができます。特に高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙、肥満の方は動脈硬化が進み血管壁が肥厚しプラークを作りやすくなるので、定期的にチェックすることが大切です。 -
04.下肢動脈エコー
下肢の動脈硬化性疾患や閉塞性動脈硬化症を調べます。
歩行障害等の防止に必要な検査です。足の血管につまっているところがないか、プラークができていないかが、すぐに分かります。足の冷えやしびれがある方は、一度は受けたい検査です。 -
05.アキレス腱エコー
家族性高コレステロール血症はLDL受容体およびその関連遺伝子変異に伴う高LDLコレステロール血症、アキレス腱の肥厚、早発性冠動脈疾患を特徴とする遺伝性代謝性疾患です。エコーではX線法と比べアキレス腱と皮膚の境界が明瞭に描出されます。アキレス腱の厚み、横幅、断面積も評価が可能です。家族性高コレステロール血症診断率の向上や診断法の普及が期待されている検査です。健康診断や血液検査でコレステロールが高いと言われた方、冠動脈疾患や高コレステロール血症の家族歴がある方などはご相談ください。